2024.10.25 「未来都市創造に関する特別委員会」が開催されました。

2024.10.25 「未来都市創造に関する特別委員会」が開催されました。

今年度の調査テーマは「子育て世帯に選ばれ住み続けたいまちづくり」で本日は、神戸市企画調整局から説明と意見交換を行いました。
維新会派からは、大学生のアンケート結果を踏まえ、雇用政策(企業誘致について)について下記内容で提案いたしました。

R4年度に行われた「大学生アンケート結果」

【就職活動を始めた時点で最も希望していた勤務地は】
「神戸市」32.3%
「大阪府」26.8%
「神戸市以外の兵庫県下」19.0%

【市内企業等に就職活動する際に感じる課題】
「就職情報を得にくい」
「希望する業種が見つからない」
「希望する職種が見つからない」

【その他】
神戸市内の企業・団体に就職活動を「行っていない」が半数を超える。

【就職活動を始めた時点で最も希望していた勤務地】
「神戸市」32.3%
「大阪府」26.8%
「神戸市以外の兵庫県下」19.0%

【神戸市内の企業・団体に就職活動を⾏ったか】
「実際に就職活動を行った、行っている」47.1%
「行っていない」52.9%

【神戸市内企業等に就職活動する際に感じる課題】
「就職情報を得にくい」27件
「希望する業種が見つからない」22件
「希望する職種が見つからない」22件

アンケート結果を見てみると就職活動を始めた時には、神戸で働きたい希望があるものの、就職後には希望居住地が大阪に負け、神戸は2位となってしまっている。また「就職情報を得にくい」、「実際は神戸市内の企業へ就職活動を行っていない」学生が多い結果となっており、企業側も発信が足りていないということが考えれる。学生が求めていることに神戸市内の企業が応えられているのか、学生からみて魅力的で就職先に選ばれる企業がどれ位あるのか。行政としても研究する必要がある。施策を進めていく上で行政だけで実現することは難しく、企業の理解と協力が必要不可欠であり、官民が連携して取り組みを進めていく上で、市民のニーズを理解し、企業とも情報共有、企業からも情報発信をしていただく必要があると考える。
若い人たちが神戸を選んでいただき、市内で働き、定住し出産や子育てをしていただくことにより税収増にも繋がる。

「若者や子育て世帯のニーズを踏まえた職場環境づくりと新たな企業誘致についての意見」
住みたい・住み続けたい「まちづくり」を実現するためには、様々な業種の企業誘致を行い、働く場所の選択肢を増やし、その確保に力を入れていく必要があると考える。
子育て支援だけに力を入れるのではなく、子育て世帯が暮らしやすい環境が必要なことは勿論のこと、仕事やプライベートが充実できる休暇取得や労働時間、給与面、魅力ある職種があるなど、総合的に神戸で働きたいと思える、また子育て世帯が働き続けることができる事業所が数多くなければ住民は定着しないのではないのか?
神戸市内に事業所の数を増やすだけではなく、企業自体も取り組みを強化し、離職しなくても出産や子育てしやすい環境整備を行うこと、また就職活動者に対しても取り組みを理解してもらえる働きかけを行うことも重要である。
多様な業種や様々な世帯が働きやすい環境が整った企業誘致を行うことにより、若い人たちが神戸で働くことにつながり、その結果として調査テーマである「子育て世帯に選ばれ住み続けたいまちづくり」が実現できる1つの後押しになるのではないかと考える。
こうした取組みは、行政だけで実現することは難しく、企業の理解と協力が必要不可欠であり、官民が連携して取り組みを進めていく上で、市民のニーズを理解し、企業とも情報共有、企業からも情報発信をしていただく必要があると考える。
そうしたなか、企業誘致に関する施策を検討する際、どのようなデータを用い、何を重視するのか。現在、本市にはどのような企業の誘致が必要と考えており、その理由はなぜか。
企業誘致における本市の課題認識は何か。神戸市の考えやデータを踏まえて議論したいと考えている。