「チャイルド・ケモ・ハウス」(チャイケモ)の視察について
本日、神戸ポートアイランドにある「チャイルド・ケモ・ハウス」(チャイケモ)を視察させていただきました。
小児がんなどの小児慢性特定疾病で県立こども病院などで高度治療を受けに来られる、お子さんと家族が滞在することができる施設です。
長期間の入院・遠距離通院の場合があり、家族で病院で過ごすことが難しく、チャイケモを利用することによって、治療を受けているお子さんと兄弟や家族が一緒にお風呂に入ったり、食事をしたりすることができます。
入院治療期間が数カ月~数年に及ぶこともあり、家族の精神的不安の解消や共に過ごせることや生活面での負担を減らすことができるために、各家族が個室でくつろげる様に、室内で調理・選択・入浴ができ、出入り口を各部屋に設置するなど、中庭の設置や共有スペースの利用など施設内にも様々な工夫が見られました。
滞在費は1日、1部屋で1,000円(1人の価格ではない)とかなり安い価格となっており、19部屋中、3名以内用と6名以内用、短期間部屋と長期間部屋があります。
多くの方々や企業から支援を受けていますが、運営は厳しいとのことでした。
「付き添い入院」とは違い、家族との時間、親が無理をし過ぎて身体を壊してしまわないためにも、このような施設を利用することにより、十分な食事と睡眠をとる必要があると思います。