2022.6.13 神戸市会の議員定数(現行69)を4減の65とする議員提出議案が可決。
維新会派は「神戸市会議会制度改革検討会」で提案していた9減案(34号議案)を提出しましたが賛成少数で否決。
自民、公明、立憲、国民案の4減案(36号議案)に対し質疑を行い「今期は4減、来期で5減」との答弁を了とし、最終的に我々も賛成のうえ可決に至りました。
質疑内容は、「神戸市会議会制度改革検討会」で議員定数削減については、自民党・公明党・日本維新の会は議員定数9名減と提案しており、議会改革を共に推進すること望んでいたところでしたが、この度出された36号議案では4名減という内容になっており、「9名減」ということを先送りしたことに対して、何故「4名減」に変えたのかという点です。
今回9減に至らず残念ですが、我々維新会派が過去から先導し、取り組んできた議員定数削減が神戸市会でも実現し、まずは一歩前進。
来春の市議選から、東灘区、北区、垂水区、西区がそれぞれ1名減となり、定数69名 ➡ 65名となります。
【維新の会が出した「議員提出議案第34号議案」提案説明】
神戸市会議員定数及び各選出区選出議員数に関する条例の一部を改正する条例の件につきまして提案議員を代表して趣旨説明をいたします。
新型コロナウイルス感染症や、人口急減・超高齢化の進行などにより神戸市政は厳しい財政運営が続いており、これまで以上の決意とスピード感を持って議会改革・行財政改革を進めていく必要があります。
本条例改正案は、直近の国勢調査結果に基づき、議員定数を人口が同規模の指定都市である福岡市、川崎市と同程度とし、現行の69名から9名減、すなわち定数を60名とする。また各区別の内訳については、公職選挙法第15条8項の規定により、東灘区、灘区、兵庫区、須磨区、垂水区を各1名減、北区、西区は各2名減とする必要があるため、条例改正を行おうとするものであります。
議員定数を削減することで、議員活動の「質と量」の向上を図り、ICTの利活用など多様な手法をより積極的に取り入れ、これまで以上に広く市民の声が反映された市政を推進していかねばなりません。
本年1月から3月にかけて開催された「神戸市会議会制度改革検討会」において、当初、他会派からも議員定数9名減の提案があった経緯を踏まえ、本議会で迅速かつ着実に議会改革を進めていく必要があると考えます。
以上、議員の皆様におかれましては提案趣旨をご理解いただき、賛同いただきますようお願いを申し上げ提案趣旨説明といたします。
【参考】
・川崎市 議員定数60名
人口:1,542,257人 (令和4年6月1日現在)
議員一人当たりの人口:25,704人
・福岡市 議員定数62名
人口:1,627,244人(令和4年6月1日現在)
議員一人当たりの人口:26,246人
・神戸市の人口は、1,511,043人(令和4年5月13日現在)
定数69名で (現状) 議員一人当たりの人口:約21,899人
定数65名の場合 (4名減) 議員一人当たりの人口:約23,247人
定数60名の場合 (9名減) 議員一人当たりの人口:約25,184人