令和3年度予算特別委員会 【都市局審査】質疑を行いました。
令和3年度予算特別委員会 【都市局審査】
1)三宮再整備について
新型コロナウイルスの影響で飲食店の経営は苦しくなっており、昨年末には東急ハンズも閉店し、三宮・元町周辺で空き店舗が増え、三宮センター街や元町商店街でもテナントを募集している現状になっています。
今後、三宮駅周辺で「雲井通5丁目の再開発ビル」や「市役所2号館跡」に建設される「にぎわい施設」いわゆる商業施設などができていくことで、周辺に更に空き店舗を増やすことになるのではないかと危惧しているところであり、市民からも心配の声があります。
再整備を進めると同時に街の活性化やどこの街に行っても同じような店が並ぶようなことがあってはならないと思います。
こうしたコロナによる神戸市の現状、そして飲食を含む多くの小売店舗への影響など、今後の三宮再整備に対する考え方、街の活性化についてお聞きしたいと思います。
(要望1)
コロナの終息後の事も考えて再整備を行う必要があるとの答弁ですが、コロナの影響も考えて安心、安全な街づくりをしていかなければならないと思います。
市役所2号館の再整備について、「2号館再整備事業者選定委員会」が令和3年度に事業者の公募・選定が行われる予定となっております。
コロナ前に立てられた計画を進めていくのではなく一度立ち止まって、進めるべきものは進める、見直すべきものは見直す必要があるということを意見として言わせていただきます。
(再質問1)
現在はコロナの影響により観光バスは少なくなっていますが、鯉川筋においては、観光バスの路上駐停車の解消を図るため、新たな乗降場の運用に向けた準備が進められております。三宮の南北のメインストリートと言えば、フラワーロードだと思いますが、市役所1号館前のフラワーロードを始め、三宮近辺においても観光バス、神戸市バス、一般車両の路上駐停車が目立っています。
都心部の観光バス対策について、今後どのように取り組んでいくのでしょうか?
(再質問2)
昨年10月、政府において、2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする方針が示されております。
この政府の方針を受けて、三菱地所は2022年度までに東京・丸の内に持つ約30棟(とう)について再生エネルギーへの切替えを進めるとの日経新聞で報道がありました。
三菱地所は、雲井通5丁目再開発事業の特定事業参加者に決まっておりますが、
雲井通5丁目再開発ビルでの再生エネルギーの利用など、環境へ配慮した取組みについて、どの様な協議を行っているのか、お聞きしたいと思います。
(再質問3)
2021年2月26日代表者質疑で他党の質疑に対して、
「三宮再整備などの事業を進めるに当たりましては、経費節減という観点から、できるだけ少ない費用で効果的に事業を実施するとともに、民間事業者の情勢や新型コロナウイルスの影響を見極めまして、個々の事業については適切な対策を講じながら、立ち止まることなく着実に推進したい。」という答弁がありました。
三宮再整備は、もちろん、神戸経済にとって大きな影響を与えるものだと思います。
できるだけ少ない費用で効率的に事業を進めていくとのことですが、
どれ位、コストの圧縮ができるのか、何か策はあるのかお聞きしたいと思います。
(要望)
兵庫県庁舎の建替え計画について、令和3年2月中旬に井戸知事から発表があり、令和3年3月末までの策定を目指していたところ、令和3年秋まで延期する方針となったようです。
新型コロナウイルスを受けて、「三宮クロススクエア」の整備については、改めてその必要性を再検討しなければならないと考えます。
令和元年7月に行われた交通社会実験では、渋滞が発生、周辺の住宅地が渋滞するなど道路交通への影響が見られました。計画ありきではなく、慎重に進めることを要望します。
2)ポートループについて(連節バス)
令和3年4月から運行を開始する連節バス「ポートループ」については、三宮駅からメリケンパーク、ハーバーランドなどウォーターフロント方面を運行する計画となっています。
令和元年に連節バスのプレ運行を実施していたときに、家族で乗車させていただきました。その時には利用者にペンやペーパークラフトなどをPRとして配布していました。
ポートループの利用者増加に向けて、どのようなPRを考えているのでしょうか?
また、「ポートループ」は朝のラッシュ時間帯に三宮からポートアイランドに運行し、ポートライナーの混雑緩和策としても活用する予定になっているが、過去には新神戸駅から神戸空港まで連節バス運行の社会実験を実施したと思います。
神戸空港へのアクセス強化に向けて、改めて新神戸から神戸空港までの間も連節バスを運行することを検討してはどうでしょうか?
以上、2点について見解をお伺いしたいと思います。
(要望)
連節バスに関しては、4月から始まりますが、乗降率も見ていただき、「ポートループ」の積極的な活用も検討していただきたいと思います。
「中央区東部のふきあい南北バス」については、令和元年12月から試験運行が行われていたのですが、利用が少なかったために、当初の予定より短く2か月で終了することになってしまったわけです。
「今年、令和3年の春頃には再開する予定」という常任委員会での私からの質疑に対しての答弁がありました。
地域組織や運行事業者と共に検討を進めていく必要がありますが、コロナの影響でなかなか集まることは難しいと思いますが、地域からの要望もあり是非再開に向けて進めていただきたいと思います。
ルートについては南北バスなので、東西に範囲を伸ばし過ぎるのではなく南北中心に考えていただきたいと要望させていただきます。