1月25日 都市交通委員会(臨時)が行われました。

2021.1.25 都市交通委員会が行われました。

質疑内容を御案内させていただきます。

【交通局】神戸市営交通事業経営計画2025(案)について

次期計画である2025(案)について、減収やコロナ渦の状況からも重要な計画である。計画案の「基本理念」の中にある「分野別計画等との連携」は非常に重要であると思う。神戸市の他局との連携、全庁一体で取り組み、交通事業に反映させていただきたい。

1) 職員1人ひとりの「チャレンジ精神」「新たな都市交通を創る」「攻めの経営への挑
戦」とあるが、行政職の一方的な押し付けによって現場との「意識」や「やる気」の乖離が起こってしまっては意味がない。交通局が一体となって計画を進めていく必要がある。
経営計画を現場も含め、交通局全体への周知・理解をしていただかなければならないが現場を含め、交通局全体に計画をどの様に落とし込んでいくのか?

2) 財政計画の中にあるが、減収が続き、今後も増収になることは困難である中、
支出の面で、職員の稼働率を上げ、生産性を高め赤字を減らすことは重要である。
人件費削減の説明は聞いたが、人件費以外の無駄な経費を見直し、削減しなければならない。
交通局が考えている経費の削減については、現状どの様に考えているのか?

3) 交通事業以外の収入例えば駅中の活用や広告収入を増やすことを積極的に行うなど、
収入源の発掘について、交通事業以外の挑戦も必要だと思うが、どういったことを考えているのか?

4)新神戸駅の地下通路の看板に関して、広告期限が過ぎている物や破損している物が複数ある。建設局の管理ということだが、地下鉄への動線となっているためこの辺りも建設局と連携をとり、改善していく必要があると思う。

5)市民への「見える化」の実施・改善、ウェブサイト改善するとある。
PC・スマホのサイトも多いに利用するべきであり、市民に交通局の取組を出すべきだと思う。
現在の交通局のサイトは、決して見やすく良いものとは言えないと思う。
行政のフォーマットに落とし込んでいるのだと思うが、こうした点についても見直しを行い、チャレンジしていけば良いかと私は思う。
神姫バスさんもやられているが、広告の募集や周辺案内など参考にしてみてはどうか?
経営計画案を交通局の職員全体に周知理解していただき、一体で取り組んでいただきたい。そして、スピード感を持って実行していただきたいと要望する。

【都市局】新長田駅南地区 震災復興 再開発事業検証報告について

1)「新長田駅南地区震災復興第2種市街地再開発事業検証有識者会議」の中で、3層ネットワークについての意見があった。
商業床や保留床が思ったほど埋まらなかった。
その結果として戻る事が出来なかった場合にビル建設の計画変更が何故、出来なかったのか、それが結果として現在の保留床の問題として大きく存在する事となったわけである。
当局の返答として、「権利者の生活再建を最優先にビルの建設に着手したが、着手後になって商業者が入らなくなった部分 の設計の見直しが難しかった。」とあるが、設計の見直しが難しかった、当時の状況・理由を教えていただきたい。

2)状況が分かっていたのに、計画を進めた行政にも責任がないとは言えないと思うし、責任を感じるべきだと思う。
今年の3月に地下に卓球場の設置することは聞いている。そして、今後、衛星学園、これは昼間の人の流れを生み出す、兵庫県立大学サテライトキャンパス、これは社会人向けとのことで夕方から夜にかけての人の流れを生み出すと考えられる。そうした中、神戸市は保留床をどの様に売却していくのか?

3)住民もそうだが、所有者は価値が下がらないことを望んでいる。
保留床を安価で売却してしまうのではなく、売却する必要がある。
また、有識者会議の加藤座長はBID制度導入の検討を述べられておりますが、行政として今後、新長田南地区の価値を上げ、地域の活性化にどの様に、取り組んでいくのか教えていただきたい。

このエリアの人口は増えたものの、地域の発展、地域事業者の問題、管理料の問題、事業管理会社と住民間との問題などがある。
そうした中、課題の解消や今後新たな地域発展を創出するためにも、神戸市行政もより一層地域住民や事業者に寄り添い、かかわっていただきたいと要望させていただく。