「神⼾市⽴医療センター中央市⺠病院 新型コロナウイルス感染症病棟」が完成し、視察しました。11月9日から運用開始。

「神⼾市⽴医療センター中央市⺠病院 新型コロナウイルス感染症病棟」が完成し、視察しました。

今後の感染拡大に備えて、新型コロナウイルス感染症患者への治療と、中央市民病院における高度医療の提供を両立し、神戸医療圏における市民の安全を継続的に確保できるよう、新型コロナウイルス感染症患者の受け入れに特化した臨時病棟を整備してきました。

10月23日に建物が完成し、医療機器の搬入・設置作業等を経て11月9日から運用開始(予定)となります。

14床もの集中治療室(ICU)機能を備え、全ての病床で重症患者の受け入れが可能な臨時専門病棟の整備は、全国初。

【場 所】 

中央市民病院本館西側  職員駐車場(約2,000㎡)

【建 物】 

①病床(全36床)

・重症個室14床(集中治療室(ICU)機能を備えた病床)

・中等から重症病床22床(個室2床、4床室20床)

・全床にて重症患者対応可、全室陰圧対応

②初療室1室、スタッフステーション、資材保管スペース  等

③臨時病棟に隣接してCT撮影室、PCR検査室を設置

【設置する主な医療機器】

人工呼吸器(全床配備)

血液浄化装置(透析)2台

遠隔モニタリングシステム

(個室全床、4床室は2床に1台)

人工心肺装置(ECMO)1台  等

【事業費(隣接施設含む)】

11億円(病棟建設費6.2億円

医療機器等4.1億円 (隣接施設整備0.7億円)

兵庫県新型コロナウイルス感染症緊急包括支援事業にて全額充当予定

【特 徴】

・14床もの集中治療室(ICU)機能を備え、全ての病床で重症患者の受け入れが可能な臨時専門病棟の整備は、全国初。

・全室が陰圧環境となっており、医療スタッフが安心して勤務できる構造。

・スタッフステーションを中心に設け、病室を見渡すことができる。

ゾーニングによりレッド(確定)とグレー(疑い)患者を対応するスタッフエリアも分けている。個人防護具の着脱場を完備。

・遠隔モニタリングシステムにより患者の状態を把握するとともに、スタッフが患者と接触する機会を軽減する。

・患者と家族との面会は、タブレット端末により行い、家族は病棟に入ることなく、コミュニケーションをとることができる。