2020.2.20 文教こども委員会 「こども家庭センターにおける不適切な対応について」
昨日の「文教こども委員会」にて、こども家庭センターにおける不適切な対応について報告がありました。
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202002/0013130718.shtml
神戸市こども家庭センターで当直業務を請け負うNPO法人の職員が、真夜中に助けを求めて訪れた小学6年の女児に対して「警察に相談しなさい」と伝えて追い返してその後、交番で保護された事案。
休日と夜間の対応を委託していたわけですが、この「仕組み」に問題があったと思います。
NPO職員は32名登録しており、
・休日・夜間の電話相談
・休日・夜間のセンターの来庁者対応
・報告
の業務内容を任されています。
電話相談ですが、何も資格がないNPO法人の職員が相談を受けていたということに驚きました。
今回問題になった休日・夜間の来庁者の対応ですが、委託職員がまず建物内に誰かを入れる場合、当直の市職員に確認しなければなりません。
確認をせずに小学生であっても、中に入れることができないルールを作っているとのことであり今回の事案については、対応した職員が当直の市職員に何も確認をせずに追い返したことに大きな問題があります。
私は委員会でこども家庭局に対し、2月10日に起こってから2月18日までの間どの様な動きをしていたのか。
今後同じ様なことが起こらないよう、委託内容・センターの対応・マニュアルなど「仕組み」を考え直し、早急に改善する必要があると指摘しました。
委託職員の権限は限られております。
・委託職員が今回のように追い返したり、判断ができないことが今後ないように、誰が来てもひとまずは施設に入れるべきではないか。
・不審者が入ってくる心配があるのならば、2重扉にし、電気錠にすれば良いのではないか。そうすれば、委託職員も迷うことなくセンターに入れられるのではないか。
まずは保護することが大切ではないでしょうか。
権限がない職員が、人によって対応が異なるのは問題であり、来庁した人を最低限の保護をするべきだと思います。
私は以前、センターを視察させていただきました。
http://www.mikishinjiro.com/activities/2018/11/450/
今後2023年に和田岬への移転が決定しておりますが、建物の仕組みも変えていく必要があると委員会で提案しました。
現在、カメラも録画機能もないインターホンでの対応
→
録画機能のあるインターホンに変更
人感センサー付きライトの設置
防犯カメラの設置