2018.9.26 議場にて決算代表者質疑を行いました。
決算代表者質疑にて 下記4点を質問致しました。
また9月27日の神戸新聞朝刊に掲載されました。
1. ゴミ問題について
ゴミ問題に関しては、個人のモラルや意識の問題が多く影響しており市民の方々が、ゴミ問題に関しての意識を高く持っていただくことは、不可欠である。
●リディース ●リユース ●リサイクル●リフューズ●リペア
これら5Rは、個人レベルや各家庭で意識し実行していくことができるもので、多くの自治体でも取り組んでおり神戸市としても、この5Rを市民の方々に意識を持っていただく様、啓発に力を入れていただきたいと考えている。
◎ゴミ出しにおいては、分別や曜日を守らずゴミを出す。
◎事業ゴミは、三宮の歩行者道路に山積みされている。
◎ゴミのポイ捨てに関しては、観光地や市街地に、特に目立ち、地域のボランティアの方々がゴミ拾いの活動をしていただく中、ゴミを拾う量がポイ捨ての量に追い付かず、道端にゴミが落ちており、地域の景観がそこなわれているが現状がある。
そうした中、今後三宮の再整備が進み、まちが美しく発展していくためには、ゴミ出しやポイ捨てなど、市民のモラルの向上が不可欠であると考える。
神戸市として、現状をどのように分析し、また、今後どのような対策を実行していくのか、見解を伺いたい。
現在、市内28か所を「ぽい捨て防止重点区域」に指定しており、民間や大学等と連携して市民に幅広く広報・啓発に努めているが、神戸市内全域に拡大するなど、抜本的な対策を検討するべきではないか?
福岡市は、夜間収集を行っており、福岡市民は約97%の市民が夜間収集に満足している結果がある。
神戸市にこうしたシステムを導入するには、コストの面や習慣の面を含めて、多くの壁があると思いますが、他都市の対策等も研究して、今後もゴミ問題の解消に向き合っていただきたい。
2. 小学校におけるALTの配置拡充について
次期学習指導要領が発表され、2020 年から
小学校 5・6 年生が「外国語科」、
小学校 3・4 年生には「外国語活動」が
導入されることにより、小学校で実施している研究推進校を拡充し外国人英語指導助手(ALT)を重点的に配置するとのことである。
小学生におけるALTを活用した授業について市民からは、授業数が少ないと聞く。
教育委員会に確認したところ、ALTとの共同授業は、
3・4年生で年間7時間
5・6年生で年間17時間
ということだったが、ALTを活用した授業は小学生にとっても、生の英語に触れることができる貴重な機会であり、この授業数では少なすぎるのではないか?
◎ALTに関して、127人で約6億600万円と多額の予算をかけている。
その中には、ALTの報酬や保険料・赴任・帰国旅費や研修費などが含まれおり、ALTにはスキルが必要と思われるが、活用に関して、担任の先生の語学力も必要であり、多忙な中、授業を組み立てていくのは大変である。
英検の合格やスピーチコンテストの開催など目標を立てるのはどうか?
現在のALTの制度が中途半端な気がする。
小学生が外国人と直接、接する時間は貴重であり、ALTによる生の英語と触れることができる時間を増やしていただきたいと要望する。
3. 中学校給食について
中学校の給食について現在、安全・安心、かつ栄養価に優れた給食ということで、デリバリーランチボックス方式により全校で提供しており、喫食率60%を目標にしているが、実際の平均喫食率は約40%にとどまっており、
中には10%台の学校もあるなど、目標には届いていない。
喫食率を上げる為に、どのような有効対策があるのか?
◎市民の方から多くの御意見を伺っている。
コストの面でも食中毒を防ぐために10度以下に冷やさなければならない理由はあると思うが、給食が冷たい、おかずは冷たく、カツなどの揚げ物はシャリっと半分凍っている。
冷蔵庫から出されたばかりの給食は冷たすぎて、どれも味がしない。
まず過ぎる。という現状がある。
幾つかの他都市では、スチームコンベクション オーブンや親子方式を利用して温かい昼食を取れるようにしているが、神戸市の中学校でも導入することはできないのか?
◎食事を取ることは楽しみの1つでもあり、食べ盛りの中学生の昼食が冷たすぎることは早急に改善する必要があり、このままでは、喫食率向上は無理である。
全ての学校にすぐに導入することが難しければ、実証実験をするなどして、オーブンか親子方式か、絶対に取り入れていただきたい。
4. 災害対策について
台風21号によって、神戸市やそれ以外の地域でも大きな被害を受けた。
暴風の他に、高波や大雨による被害、そして満潮時刻と重なり高潮による被害もあった。
他には、コンテナが海上に流出、コンテナや車両の火災も発生、また関西空港では、滑走路など浸水し、連絡橋の橋脚にタンカーが追突する事故が発生し、多くの方々が滞留してしまった。今回の災害にあたり、検証と今後の対策のあり方を検討、そして市民の方々の意見も聞き、事前の対策を練ることによって、防災力を強化することも必要と思う。
神戸市内でも多くの被害があり、住宅地でも被害は発生した。
中央区の東川崎町でも大規模な冠水が起こり、床上・床下浸水など被害が発生した。
原因の中に、東川崎町には神戸市高潮対策事業として昭和48年3月に作られた「東川崎ポンプ場」がありますが、雨水処理能力が低く、機能的に足りていないと周辺の方々から聞いている。
市長は、ポンプ場に関しては、検証を含めポンプ機能の増強をすると言われていましが、昨今、頻発する災害に対応するために、施設の機能の見直しや建て替えをしなければならないと思いますので、早急なご対応を要望させていただく。
◎神戸市には、ポートアイランドや六甲アイランド、また神戸空港などの人工島がある。
私自身は神戸空港に国際便が飛ぶなどの活性化を望んでいますが、これらの島は、橋やトンネルでつながっている。
台風21号の影響により、ポートアイランドでは、港島トンネルは閉鎖し、六甲アイランドでは、六甲大橋の出入り口付近が冠水によりアクセスが絶たれ、約3時間にわたり孤立状態におちいり、東灘消防署の六甲アイランド出張所も機能できなかったと、8月24日の神戸新聞の1面にも出た。
橋やトンネル等が通行止めになり、住民の方々の交通網のしゃだんが生じ、人工島の防災プランは全く役に立たずに孤立してしまったのではないか?
災害や老朽化によって橋やトンネルが破損してしまった場合の避難プランについて、早急に見直す必要があると思うが、見解はどうか?
◎六甲アイランドは2通り、島外への避難ルートがあるとのことですが、今回、湾岸線と六甲アイランド大橋が通行止めになり、その後、六甲大橋も出入口が冠水のために通行できなくなったのではないか?
要するに、2つの橋が使えない状況になったのではないのか?
また六甲アイランドの消防署が全く機能していなかったことについてはどう、考えるか?
◎人工島を作った以上は、完璧な避難プランも必ず準備する必要があります。台風21号の被害は想定外だった為、孤立状態になったのかもしれませんが、早急に避難プランと消防署の機能対策を見直していただき、地域の方々へ周知しなければならない。
避難プランの見直しも重要だが、災害ごとの、避難場所の周知も同様に重要であると考える
災害時の避難場所については、災害の種類によって異なり海の近くにある避難所は、高潮や津波災害の際は避難所として機能せず、中央幹線より北側へ避難することになっているが、災害時の混乱を防ぐためにも、市民への避難場所や避難方法について、広報や啓発の強化のほうをしていただきたい。