2024.9.30 令和5年度決算特別委員会 第1分科会(都市局)にて質疑を行いました。
2024.9.30 令和5年度決算特別委員会 第1分科会(都市局)にて質疑を行いました。
◆都心部の涼しさづくりについて
◆地域コミュニティ交通のデマンド運行導入について
◆日本版ライドシェア 神戸市導入の利用状況と影響について
◆三宮再整備における三宮周辺の交通課題への対応について
◆中央区役所前の道路交通について
◆『雲井通5丁目』の情報発信について
◆六甲アイランドのプロジェクションマッピングについて
1)都心部の涼しさづくりについて
現代社会において暑い日が9月下旬になっても続いており、地球温暖化とヒートアイランド現象により、都心部は高温化が進み、長期化している。
神戸市では、「KOBEクールオアシス」、「クールスポットの設置」や「こうべ木陰プロジェクト」を行っていることは承知している。
都市局では、2号館を再整備する際に「市民利用空間」を設けることとしており、周辺エリアをつなぐ結節点として、にぎわいや交流を創出する空間として整備していく方針がある。
市役所や区役所をはじめとした「市民利用空間」へ、市民が気軽に立ち寄り、涼んでいただくことができるスペースを増やすことで、都心部における夏場の休憩スポットになるのではないかと考える。
加えて体感温度を下げるスポットなど、「涼しさづくり」をすることにより、快適で賑わいのあるまちづくりに繋がるのではないかと思う。
例えば、子ども達がまちなかで、芝生の中で水遊びができる噴水や浅瀬を作るなど、緑があり安全に楽しく涼めることができる場所の設置など高温化が進み長期化している現代社会における街中の新たな「涼しさづくり」スポットについての考えと今後の取組みついて伺いたい。
2)地域コミュニティ交通のデマンド運行導入について
地域コミュニティ交通については、令和5年度に新たにデマンド運行に対する支援制度が創設され、塩屋の望海台でデマンド型乗合タクシーの本格運行が始まったほか、令和6年10月から灘区の篠原伯母野山町においても本格運行が開始される予定になっている。
デマンド型乗合タクシーは予約に応じて運行されるため、エリアを限定した小規模な利用ニーズにも柔軟に対応できる効率的な運行形態となっており、今後、地域の足の確保に向けて、他地域のニーズと導入拡大の可能性について考えを伺いたい。
3)日本版ライドシェア 神戸市導入の利用状況と影響について
ライドシェアの地域コミュニティ交通への影響について
令和6年4月より、日本版ライドシェアが開始されたことにより、ドライバーや移動の足の不足を解消するため、地域や時間帯を限定して、一般ドライバーの自家用車による運送サービスの提供が可能になった。
7月からは雨天時の移動に対応するため、ライドシェアの使用時間が拡充されることになった。
また1時間5㎜以上の降水量が予報される雨天時や気温が35℃以上予報されている時間帯においても移動需要が大きくなる傾向があり、ライドシェアの利用が可能、イベント開催時における輸送能力向上として、イベント主催者又は開催地周辺自治体から要請書 が提出された場合、下記の通り柔軟な運用を可能とする。
これまで、市内各地域において地域コミュニティ交通の導入が進められてきたが、エリアによっては、利用者数が伸び悩み、持続的な運行に課題を抱えている。
そのような中、今後ライドシェアが広がっていけば、地域の足を確保するための新たな選択肢になり得るのではないかと期待している。
神戸市においても4月からライドシェアが解禁されたところであるが、利用率が上がり効果が出ていると個人的には思っている。
神戸市としてのライドシェアの導入による効果や可能性、課題など今後地域コミュニティ交通にどのような影響があると想定しているのか。
ライドシェアの利用状況を踏まえて、見解を伺いたい。
4)三宮再整備における三宮周辺の交通課題への対応について
三宮周辺では、人と公共交通優先の歩いて楽しめるまちを目指している。
令和5年度は三宮クロススクエアの実現に向けて春日野交差点の改良を行ったことにより、通勤時間帯(朝8時台)に渋滞が発生し、道路交通に関して課題があると考えている。
令和6年3月の本会議においても指摘したが、令和5年11月末に春日野交差点の車線切り替えが行われて以降、時間帯によっては、特に朝のラッシュ時間帯に浜手幹線沿いの交差点(磯上通1丁目交差点)や浜手バイパスの入り口手前の信号待ちの渋滞について指摘した経緯がある。
クロススクエア計画がこのまま進んでいくと車の流れが変わり、更なる渋滞の発生など道路交通への支障が出てくるのではないかと心配している。
春日野交差点改良前の道路交通に関するシミュレーションと比較して、現在の交通状況をどのように認識しているのか。
5)中央区役所前の道路交通について
2号館周辺では、中央区役所や東遊園地の再整備に合せて歩道の拡幅が実施された。
将来、2号館には市役所の他、商業施設やオフィス、ホテル等が入ることになっており、また、先日、連絡棟がオープンしたこともあり、地下道を経由して地上から中央区役所に行く際の動線にもなっているため、区役所前の道路はこれまで以上に人通りが多くなると予想される。
さらに、2号館の地下駐車場は西側の道路から出入りする計画となっていると聞いている。
・1つ目は、地理に詳しくない方にも分かりやすい歩行者動線を案内することも必要である。
・2つ目は、現在、北行き一車線の一方通行である東町線について、2号館が再整備された後も、円滑に車両が通行できるようにすることも重要である。
・3つ目は、市役所や商業施設に自転車で訪れる方々の駐輪場の整備も重要である。
今後どのように対応していくのか、見解を伺いたい。
6)『雲井通5丁目』の情報発信について
神戸市においても、雲井通5丁目の再開発ビルの工事が進められているが、積極的に広報していく必要がある。
建物内には、バスターミナル、商業施設、図書館、ホテル等が入る予定であり、都心三宮の目玉となる計画である。
特に『雲井通5丁目』という計画名が市民にとっても分かりにくいと感じている。
例えば、計画の名前に関してはインパクトある名前を付けブランディングの観点で情報発信が必要であると考えるが、今後の周知、取組みについて伺いたい。
7)六甲アイランドのプロジェクションマッピングについて
六甲アイランド内ファッションプラザのオルビスホールの外壁を利用したプロジェクションマッピングの投影設備の設置を進め、令和6年4月から投影が開始されたところである。
プロジェクションマッピングを導入するにあたり、ターゲットや集客効果についてどのように想定していたのか。
設置にかかった経費やランニングコストをどのようになっているのか。
また、神戸市として期待していた効果が出ていると考えているのか?